津田からのご挨拶
受講者の皆さまから、たくさんの感動をもらって、ようやくブログを立ち上げることが出来ました!!
本当にありがとうございました。
これからも皆さんとの楽しいエピソードをどんどん紹介していきますね。
なので、ぜひぜひ見に来てください!(コメントもください!)
研修会社Cube Roots講師、津田卓也が日々の研修の中で感じたことを綴るブログです。逆境をチャンスに変える成功法則 あなたの心に成功の炎を!
講師のつぶやき Part6 (2/3)
- 2009-07-18 (土)
- その他
数年後。
私は倒れました。血を吐いて。
運ばれた病院で私は2日間コンコンと寝続けました。
ナースセンター近くの6人病棟で。
目が覚めた時、カーテン越しに他の患者たちの雑談が聞こえました。
患者たちは私の噂をしていました。
ある患者が言いました。
「この若いの(私のこと)相当悪いな」
その患者の病名は癌でした。
生まれて初めて私は自分の死を意識しました。
数日後、少し身体が楽になったので、一人病室を抜け出しました。
外の空気を吸いたくて病院の屋上に上がると・・・
街は夕暮れ。
世界は赤色で染まっていました。
春の終わり。桜の散る季節です。
屋上の手摺りに掴まり夕暮れを見ていると、強風に煽られ桜が大量に舞い散っています。
・・・きれいだなあ・・・
おもわず呟いていました。
そのとき、ふと思いました。
桜をきれいだと思ったのはいつ以来だろう・・・
階下から夕ご飯の匂いが立ち上ってきました。
記憶が蘇りました。
まだ家族が全員元気で共に暮らしていたあの頃。
貧しかったけれど笑いながら囲んだ食卓。
幼き日の記憶です。
涙が出てきました。
続く。(研修講師津田卓也の感動を綴ったブログです!)
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講師のつぶやき Part6 (1/3)
- 2009-07-16 (木)
- その他
以前にも書きましたが私の故郷は京都です。
幼い頃、なぎの辻、というところで暮らしていました。
まだ幼稚園に入る前のことです。
・・・記憶の断片・・・
まだ20代だった父と母。
黒いサングラスとミニ・スカートの両親。
父の吸うセブンスターの残り香。
母の香水の匂い。
プレハブの小さなアパート。
必要最低限の家具しかない、八畳一間の部屋。
ビニールのウルトラマンの人形が一個だけ入ったおもちゃ箱。
高度成長期とはいえ、今よりずっと貧しかった時代。
鼻をたらした近所のガキ大将。
ロバのパン屋。
三角ベース。
赤チンと絆創膏。
狂わんばかりの蝉の声。
寝ないで採りに行ったカブトムシ。
焼けるように熱い夏の日に、母と聴いたサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」。
光化学スモッグ。
そして・・・
抜けるような・・・青空。
今も鮮明に思い出せます。
風の匂いまで・・・
光の色まで・・・
40年近く前・・・大昔、化石時代の話しです。
でも・・・こんなに覚えている。
記憶だけでなく感覚まで。
なのに・・・
10年程前。
私の記憶は定かではありません。
覚えているのは寝ずに働いていたこと。
売上のこと。
共に働いていた人の顔。
細かなことはほとんど覚えていません。
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講師のつぶやき Part5 (3/3)
- 2009-07-14 (火)
- その他
しかし、やっぱり比較しても文体似てますね。
伊坂幸太郎も意識してるのかなあ。
まあ、こんなことを書いているのも、私どもの研修も物語性を意識しています。
そして、根底に流れるテーマ。
小説と研修はまったく違うものですが、小説の作り方からはたくさんのことを教えてもらえます。
研修テキストを作るとき、説明をするとき(たとえば、説明しすぎない、とか)、表現するとき(映像的に話す等)。
講師育成講座をやっていてもよく思います。
講師の方々ですので、みなさん比較的ビジネス本はお読みになっています。
それも大切なんですが、感受性や、物事を深く洞察するためには文学作品を読むことはとても有益だと思います。
ですので、キューブルーツの講師育成講座では小説の朗読なんかもやります。
さて、告知です。
キューブルーツでは講師を大募集しています!
私たちと同志になって、共に「炭火に火をつける」研修をしませんか?
遣り甲斐は保障します。
私、津田卓也がマンツー・マンで登壇まで責任を持ちます。
是非、是非、奮ってご応募ください!
(研修講師津田卓也の感動を綴ったブログです!)
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講師のつぶやき Part5 (2/3)
- 2009-07-12 (日)
- その他
この文章を読んだ時に思い出した作家がいます。
村上春樹です。
それも初期の。
「風の歌を聴け」
「1973年のピンボール」
「羊をめぐる冒険」
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
「ダンス・ダンス・ダンス」
「ノルウェーの森」
その他の短編集。
村上春樹も全作品を読んでいますが、好みでいうと比較的初期のほうが好きです。
孤独を抱えながらも、クールに振る舞う主人公に共感を覚えます。
最初に読んだのは「風の歌を聴け」でしたが、その文体にいっぺんに惹きつけられました。
例を出すと、
「何故金持ちが嫌いだと思う?」
その夜、鼠はそう続けた。そこまで話が進んだのは初めてだった。
わからない、といった風に僕は首を振った。
「はっきり言ってね、金持ちなんて何も考えないからさ。懐中電灯とものさしが無きゃ自分の尻も掻けやしない。」
はっきり言って、というのが鼠の口癖だった。
「そう?」
「うん。奴らは大事なことは何も考えない。考えているフリをしてるだけさ・・・・・・何故だと思う?」
「さあね」
「必要がないからさ。もちろん金持ちであり続けるためには少しばかり頭が要るけどね。金持ちであり続けるためには何も要らない。人工衛星にガソリンが要らないのと同じさ。グルグルと同じところを回ってりゃいいんだよ。でもね、俺はそうじゃないし、あんた
だって違う。生きるためには考え続けなくちゃならない。明日の天気のことから、風呂の栓のサイズまでね。そうだろ?」
「ああ。」と僕は言った。
「そういうことさ。」
鼠がしゃべりたいことだけしゃべってしまうと、ポケットからティッシュ・ペーパーを取り出しつまらなさそうに音をたてて鼻をかんだ。鼠がいったいどこまで真剣なのか、僕には把めなかった。
「でも結局はみんな死ぬ。」僕は試しにそう言ってみた。
「そりゃそうさ。みんないつかは死ぬ。でもね、それまでに50年は生きなきゃならんし、いろんなことを考えながら50年生きるのは、はっきり言って何も考えずに5千年生きるよりずっと疲れる。そうだろ?」
そのとおりだった。
こうやって書いていて思うのは、村上春樹以前にはこんな文章を書く作家は、
(一部のハードボイルド作家を除く)純文学の世界にはいなかったように思います。
いまや、村上春樹チルドレンといわれる作家がたくさん出ていますが、
この「風の歌を聴け」を最初に読んだ時の衝撃は今も忘れられません。
続く。。。
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講師のつぶやき Part5 (1/3)
- 2009-07-10 (金)
- その他
子供の頃から本が大好きでした。
はまったきっかけは武者小路実篤の「愛と死」を読んだこと、です。
初めて泣きながら読んだ小説でした。
それからは日本文学にのめりこみ、坂口安吾、太宰治、夏目漱石、三島由紀夫などを読み漁りました。
その後、海外文学に飛び火。
もっとものめり込んだのはドストエフスキー。
好きなのはレイモンド・チャンドラー。
今、はまっている作家は・・・伊坂幸太郎です。
著作は全部読んでいます。
なかでもお気に入りなのは短編集になりますが、「死神の精度」です。
文体がかっこいいですね。
たとえば・・・
ずいぶん前に床屋の主人が、髪の毛に興味なんてないよ、と私に言ったことがある。
「鋏で客の髪を切るだろ。朝、店を開けてから、夜に閉めるまで休みなく、ちょきちょきやってるわけだ。そりゃ、お客さん頭がさっぱりしていくのは気持ちがいいけどよ、でも、別に髪の毛が好きなわけじゃない」
彼はその五日後には通り魔に腹を刺されて死んでしまったのだが、もちろんその時に死を予期していたはずもなく、声は快活で生き生きしていた。
「それならどうして散髪屋をやってるんだ?」訊き返すと彼は、苦笑まじりにこう答えた。
「仕事だからだ」
まさにそれは私の思いと、大袈裟に言えば私の哲学と、一致する。
私は、人間の死についてさほど興味がない。若い大統領が時速十一マイルのパレード用専用車の上で狙撃されようと、どこかの少年がルーベンスの絵の前で愛犬ともに凍死しようと、関心はない。
そう言えば、くだんの床屋の主人は、「死ぬのが怖い」と漏らしたこともあった。私はそれに対して、「生まれてくる前のことを覚えてるのか?」と質問をした。「生まれてくる前、怖かったか?痛かったか?」
「いや」
「死ぬということはそういうことだろ。生まれる前の状態に戻るだけだ。怖くないし、痛くもない」
人の死には意味がなく、価値もない。つまり逆に考えれば、誰の死も等価値だということになる。だから私には、どの人間がいつ死のうが関係がなかった。けれど、それにもかかわらず私は今日も、人の死を見定めるためにわざわざ出向いてくる。
なぜか?仕事だからだ。床屋の主人の言う通りだ。
渋いですねー
クールさがたまりません。
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研修で感動をもらった話 Part6 (5/5)
- 2009-07-08 (水)
- その他
さて、講演が始まりました。
通常、講演といえばスクール形式になりますが、
今回の講演内容が「クレーム対応」でしたので、
席の配置を島型、つまりグループ編成にしてもらいました。
彼のいるグループは、なんと大先輩ばかり。
しかも所長さんまでいらっしゃいます。
チームリーダー決めのときがきました。
その時、
彼が手を挙げました。
またもやリーダーに立候補したのです。
大先輩ばかりのチームの。
彼は・・・
あれからも・・・
「変わっていいんだ」を忘れずに、行動しているのです。
前へ進んでいるのです。
一歩・・・一歩と・・・
講演終了後。
拍手の中、私は会場を出る間際に彼をチラッと見ました。
私に向ける彼の表情は・・・どこか誇らしげでした。
М君。
かっこよかったぜ。
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研修で感動をもらった話 Part6 (4/5)
- 2009-07-06 (月)
- その他
彼は、私の顔をしっかりと見ながらこう言いました。
「入庁してからずっと悩んでいました。
こんな自分でもやっていけるのかって・・・
変わらなければいけない、変わらなければならない、そればっかり考えていました。
不安で不安でしかたありませんでした。
どう変わればいいのか?変わったらどうなるのか?変わってもいいのか?
怖かったんです。
今までと違う自分になるのが・・・今日・・・同期の仲間に助けられ・・・
・・・励まされているうちにこう思いました。
・・・変わっていいんだ・・・って・・・こんな僕でも・・・変わっていいんだ・・・って・・・」
彼は・・・泣いていました。
私は衝撃を受けていました。
「・・・変わっていいんだ・・・」
この言葉は彼の心の叫びのようでした。
何があったのかはわかりませんが、
彼は彼なりに傷ついて生きてきたのだと思います。
だからこそ・・・
この言葉は私だけでなく、会場にいた全員の気持ちを打ったのです。
その彼が・・・今回の講演にも参加していたのです。
私と目が合うと、彼ははにかみながらも微笑んでくれました。
そして、講演が始まりました。
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研修で感動をもらった話 Part6 (3/5)
- 2009-07-03 (金)
- その他
新規採用職員研修2日目。
その彼がみずからチームリーダーに名乗り出ました。
少し驚きましたが、私は彼の行動をほめました。
「が、が、がんばります」
どもりながら彼は答えました。
研修開始から数時間。
彼はリーダーとしての役割を、たどたどしいながらも一生懸命になってやっていました。
そして・・・
研修が進むにつれ、彼の表情が少しずつ変わっていきました。
笑顔も出始めました。
その姿を見ているうちにとても嬉しくなり、思わず「すごく頑張ってるね」と、声をかけていました。
彼は顔を真っ赤にして照れ臭そうにしていました。
新規採用職員研修2日間の研修修了時。
私は全受講生一人ひとりに今回の研修の感想を聞きました。
「同期を大切にします」
「自分の将来像を明確にしたいです」
「コミュニケーションが大事だと思いました」
等々。
皆さん、講師泣かせの言葉を言ってくれます。
彼の番がきました。
そして、彼の言葉に、私は衝撃を受けることになったのです。
次に続く。(研修講師津田卓也の感動を綴ったブログです!)
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研修で感動をもらった話 Part6 (2/5)
- 2009-07-01 (水)
- その他
2回目の講演。
やはり受講生の半分近くが見知った顔でした。
その中に今年の新規採用職員である男性職員がいました。
彼のことは鮮明に覚えていました。
なぜなら・・・
今年の春・・・
新規採用職員の研修は2日間あったのですが、
この男性職員は内気なため、初日はなかなか同期の仲間と打ち解けられず、
発言も少なかったのです。
ですので、私は自分自身の話をしました。
講師である私も昔はとても恥ずかしがり屋で内気であり、
人と話すのが大の苦手だったこと。
それを克服するためにこんなことをした・・・あんなことをした・・・等。
こうも言いました。
「皆さんの中には人と接するのが得意でない人もいるでしょう。
でも、これからはいろいろな人と関わっていかなければならない。
仕事である以上、好き嫌いで人を選ぶことはできない。
また、住民の方は様々です。
皆さんの両親くらいの年齢の方もいらっしゃるし、外国の方だっていらっしゃるでしょう。
そして、人生においても家族を構成したり、近所づきあいがあったり・・・ですので、一歩踏み出しましょう。
少しずつでいいから、逃げないで人と接しましょう。
その行動はきっと皆さまの人生を豊かにするでしょう。
人は一人では生きられません。
必ず誰かと関わって生きていくのですから・・・」
彼は少しうつむきながら私の話を聴いていました。
そして、その研修の2日目を迎えました。
次に続く。(研修講師津田卓也の感動を綴ったブログです!)
○●○ 最後に告知です! ○●○
7月3日(金)に「クレーム対応力」に関する公開講座を開催します!
皆様のご参加をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
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研修で感動をもらった話 Part6 (1/5)
- 2009-06-29 (月)
- その他
つい先日、ある区役所様の講演を2回続けて行いました。
その区役所様には非常にお世話になっており、
昨年、今年の新規採用職員全員の研修、またその指導者の方々の研修も
担当させていただいております。
もう4年越しのお付き合いで、受講生延べ人数は400名以上になります。
今回の講演の企画は、その指導者の方々からのご依頼でした。
指導者研修実施後にお申し込みいただいたのです。
「今日のお話をうちの職員にも聞かせたいんです。
夕方からの2時間の講演になりますがお願いできませんか」
熱い思いに心打たれました。
「こちらこそ。是非よろしくお願いします」
私はその場で即答しました。
1回目の講演当日。
夕方6時開始。
私が会場に入って受講生を見渡すと・・・
見知った顔が何人も・・・あの顔・・・その顔・・・
そうです。
何年か前に指導者研修を受講された方。
昨年の新規採用職員研修の受講生。
今年の新規採用職員。
半分近くが一度お目にかかった方々です。
懐かしさで胸が一杯になりました。
ホワイトボードには『歓迎!津田先生』と書かれていました。
講演はまだ始まっていないのにもかかわらず、すでに私は感動していました。
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